足関節捻挫をほったらかしにすると
足関節捻挫になって御来院の患者様で
ジャンプをよくするスポーツ
例えば、バレーボールやバスケットボール、
足でボールを扱うサッカーなどの選手で
度々足首を捻挫するものだから
固定もせずに適当にほったらかしで治していて
(もしくは週7日の練習日程で部活を休めなくて)
足首の靱帯が伸びてしまい、
関節が緩くなってしまっている選手がいます
足関節捻挫で固定をしないと…
足首を捻って固定をしなかった場合、
足首の靱帯が伸びた状態で修復されます。
そして靭帯は伸びてしまうと短縮することはなく、
ずっと伸びた状態のままになります。
靭帯が伸びて修復した弊害
では、靭帯が伸びた状態では何が悪いのでしょうか?
本来、靭帯は可動域を一定にするために動きを止めたり、
制限したりするために存在します。
その為、靭帯はそれぞれ適切な長さが決まっています。
靭帯が伸びてしまうと
本来あたるはずがない骨と骨とがあたったり、
関節が曲がりすぎたり伸びすぎたりしてしまいます。
関節が緩いために捻挫をしやすくなったり、
骨と骨とがあたって骨棘と言う骨のトゲができて
足関節運動や歩行時に痛みや炎症が起こるようになります
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足首の変形
さらに歳を重ねて行けば、足首の変形が起こって
左右の外くるぶし(外果)の大きさが違うようになり
変形性足関節症となり歩行に支障が出るようになります。
過去に足関節捻挫をして
左右の外くるぶしの大きさが違う方、結構います。
足関節捻挫(1)でも述べましたが、
炎症の早期消退と固定は大切です。
変形性足関節症になると
頻回の捻挫や放置状態から進行した
変形性足関節症の方の外果(外くるぶし)は
正常な方のくるぶしに比べて異常に大きくなり、
歩行時に地面に足を接地する際は
正しい踵(かかと)接地ができなくなり、
足の外側(第5中足骨)で接地するようになります
患側(痛い方の足)で接地する時間も短く
患側をかばった歩行になってしまいます
将来の変形を予防するためにも
歳を重ねて将来変形性足関節症に移行させないためにも
軽傷の捻挫だからと言って軽んじないようにしてくださいね
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